『会計学の誕生――複式簿記が変えた世界 (岩波新書)』

『会計学の誕生――複式簿記が変えた世界 (岩波新書)』を読みました。
13世紀イタリアで複式簿記が誕生してから800年の歴史を概観しています。
複式簿記がシェイクスピアの「ベニスの商人」な世界で誕生したこと、貸借対照表や損益計算書へ発展する経緯、「勘定あって銭足らず」になった社長が「利益はどこへ行った?」と探すことからキャッシュフロー計算書へ発展したこと、キャッシュフロー計算書は1970年代に生まれたばかりだということ・・・。
いろいろなことの原点を知ることができると理解が深まります。有難い本です。
最後には、リーマン・ショックの会計への影響を含めて、会計の世界で今起こっていることまで解説してくれて、将来を考える材料を下さっています。
新書で読みやすく、値段もお手頃なのに内容は濃い、お買い得だと思いました(笑)

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ちょっとこれ、いいかも。

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